昭島 星野文昭絵画展


沖縄闘争を闘い無実で獄中44年 2019年獄死

昭島 星野文昭絵画展

入場無料


2021年3月17日(水)〜19日(金)
[開会時間]17日12〜18時、18日10〜18時、19日10〜15時
昭島市民会館・公民館 1階・展示室
昭島市つつじが丘3丁目7−7 昭島駅北口徒歩6分
主催 三多摩星野文昭絵画展実行委員会




文昭の獄中44年、73年の生涯を引き継ぎ、闘います。

星野暁子


 星野文昭は2019年5月30日、昭島市にある東日本成人矯正医療センターで獄死しました。享年73歳。
 「権力が僕が無実であることを百も承知で、でっち上げていることに怒りはあるが、沖縄闘争を闘ったことにはみじんの後悔もない。今度生まれて来ても、僕は暁子とみんなとの団結を生きる」。文昭の最後の言葉です。

沖縄闘争を闘った


 1871年11月14日、沖縄での米軍基地強化をもたらす返還政策に反対して、沖縄返還協定批准阻止闘争が渋谷で闘われました。デモ隊と機動隊の衝突で、機動隊員が1名死亡しました。
 この機動隊の死亡に関して、文昭は殺人罪をでっち上げられました。しかし、文昭はやっていません。物証はありません。あるのは供述調書だけですが、文昭の服の色が違っており、破綻しています。

獄死・国家賠償請求訴訟を闘う


 文昭は、2018年8月、激しい腹痛に襲われ倒れました。その後、体重が減少。徳島刑務所に精密検査を求めても応じず、ようやく2019年2月に血液検査、3月にエコ―検査が行われ、肝臓がんであることがわかりました。しかし、文昭には知らされず、秘匿されたのです。
 東日本成人矯正医療センターに移監になった4月18日、はじめて肝臓がんが知らされました。14センチ×11センチと巨大になっていました。5月28日に手術、その翌日未明に容態が急変、手術の失敗と集中治療室に入れなかった術後の看護体制の不備によって、5月30日、文昭は死亡したのです。
 この医療センターと徳島刑務所の責任を訴えて、国家賠償請求訴訟を争っています。この裁判で、文昭の死の真実を暴き、文昭の死をみんなのもとに取り戻したいと思います。

人間らしく生きられる社会をつくる

 文昭と出会ったのは1984年、自分と一緒に生きてくれる女性を求めた前向きさに魅かれました。公判で語った「すべての人間が人間らしく生きられるよう、自分の生を貫きたい」という言葉に感銘を受けました。「たとえ無期であっても、この人と一緒に生きたい。愛する文昭を獄中から取り戻したい」そう思い、人生をかけた闘いを二人三脚でやってきました。
 すべての人間が人間らしく生きられる社会をつくることにかけた文昭の生涯を引き継ぎ、みなさんと力を合わせたいと思います。

文昭さんの絵画と暁子さんの詩を展示します

 文昭さんとアメリカで警察官に殺されたジョージ・フロイドさんを描いた絵画も展示します(右写真)。
 コロナ禍ではありますが、文昭さん獄死から2年目の絵画展を開きます。文昭さんの労働者市民に向けた「優しい眼差しの絵画」を見に来てください。

国賠・再審全国運動にご協力ください。


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