根岸病院分会NEWS 第10号


10・25都立病院をつぶすな
医療従事者と住民の集いに、
根岸病院労働者も、みんな集まろう!

8月6日、小池都知事に「都立病院をつぶすな」署名を提出
西国分寺駅前で徳永分会長先頭に街頭宣伝


 根岸病院で働く労働者の皆さんに訴えます。多摩連帯ユニオン根岸病院分会は共に闘う医療福祉労働者の仲間と共に、5・1 メーデーで厚労省に対しコロナ対策を求める申し入れ行動を皮切りに、職場・地域で安全闘争に立ち上がってきました。
 全国・東京でクラスター(集団感染)を確認している半数以上は病院・医療職場であり福祉職場に他なりません。そのコロナ治療の最前線に立ってきたのは都立病院で働く医療従事者であるにもかかわらず、小池都知事は2年後を目処に都立8病院・公社6病院の独立行政法人化-医療の民営化に突き進んでいます。保健所が半減されてPCR検査の抑制につながったように、都立病院の民営化は公的医療の崩壊となリます。私達は、都立病院の民営化は断じて許さず闘いを呼びかけようと決定し、労組交流センター医療福祉部会と東京労組交流センター呼びかけで「都立病院をつぶすな」署名運動を軸に闘いを進めてきました。
 都立病院前や最寄り駅でのビラまきと署名行動は、圧倒的共感と小池に対する怒りを生み出しています。根岸病院の隣には民営化の対象である多摩総合医療センター、多摩小児医療センター、都立神経病院と3病院が集中しています。最寄り駅の西国分寺駅での街宣では、「コロナがおさまらない中で都立病院をつぶすとは許せない」と多くの患者さんが署名をし、都立病院で働く労働者も絶対反対で応じ、都立学校で働く労働者は、「民営化によって事務職の半数以上が非正規職となった。職場でも集めます」と署名用紙を持ち帰ったりと闘いは進んでいます。

☆「都立病院つぶすな」第一次の署名提出行動に立つ!

 8月6日、根岸病院分会も参加して都庁で「都立病院つぶすな」署名の第一次提出行動を 3 0名の参加で行いました。参加した医療福祉労働者から「医療はそもそも無償で提供すべきもの。独法化されたらカネがない人はそこそこの医療しか受けられなくなる」「25年前に独法化された東大病院では、1フロアの半分が差額ベッドになり生活保護受給者は入院できない。重症化した患者を個室に入れないといけない時に医師が意見書を書くが、3回書いたら評価に響く。すべてが金もうけ本位に変わってしまった。都立病院をそんなものにしていいいのか」「老人施設には感染症に対応できる専門家がおらず、公立病院がセーフティネット。都立病院をつぶすことは高齢者の命と生活を奪い、福祉をつぶすこと」さらに自治体労働者からも「保健所の職場で100%近くの率で署名を集めてくれている」と闘いの確信と正義性を訴えました。最後に根岸病院分会から「小池都知事は『コロナ専門病棟』を都立府中療育センターなどに開設すると発表したが、そもそも都立病院を削減し民営化しなければ、こんな医療ひっ迫状況にはならなかった。都立病院の仲間と連帯し、独法化方針を撤回するまで何度でも提出行動を続けていく」と宣言して、1346筆の署名を政策企画局総務部秘書課職員に手渡しました。
 都立病院の民営化を阻止する闘いは、「労働者の命と安全を守れ」この正義性に立脚して、労働組合が職場で闘っていくことにかかっています。根岸病院分会は病院当局に対し休業補償、PCR検査、防護具の確保など要求してきました。正規労働者の休業補償はコロナ罹患(疑いも含め)の際は特別休暇とすると大きな勝利を勝ち取りました。しかし非正規労働者の休業補償はゼロ回答であり、闘いはこれからです。

●皆さんの意見を寄せてください!



10・25都立病院をつぶすな 医療従事者と住民のつどい

●報告
「公立病院と医療〜民営化は何をもたらすか」
杉井 吉彦さん(国分寺本町クリニック院長)
●アピール「都立病院をつぶすな」署名を広げよう
徳永 健生 (多摩連帯ユニオン根岸病院分会・分会長)
10月25日(日)午後2時〜4時半(開場午後1時半)
都立多摩図書館2階セミナールーム2 (国分寺市泉町2−2−26西国分寺駅南口)
参加費500円
主催 合同・一般労働組合多摩連帯ユニオン根岸病院分会


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