星野文昭絵画展


沖縄闘争を闘い、獄中44年後、
獄死した星野文昭さんは無実です。
11・14渋谷闘争を闘った大坂正明さんも無実です。
今すぐ取り戻そう。


星野文昭絵画展

八王子中央図書館・地下展示室
(八王子市千人町3丁目3−6 JR西八王子駅北口より徒歩3分)
入場無料
11 月 9 日 (水)~ 13 日(日) 10時~18時
詩の朗読会も開催 ●11月11日(金)午後2時~


文昭さんの絵と暁子さんの詩
絵画展の絵は、差し入れの写真集などをヒントに文昭さんが水彩画を描き、おつれあいの暁子さんの面会のたびに渡していたものです。暁子さんはその絵に詩をつけています。
絵画展では、絵と詩をあわせて展示しています。

*八王子原爆資料館からの展示
*沖縄を再び戦場にするな!反戦反基地写真パネル展示
*協賛出品 近藤あき子氏(裏面参照)

主催 三多摩星野文昭絵画展実行委員会




星野文昭さんの闘いと生涯


1946. 4.27 北海道札幌市で生まれる。
1966. 4月 高崎経済大学に入学。
1971.11.14 渋谷闘争を闘う。
1975. 8. 6 「殺人罪」で不当逮捕。
1986. 9.17 暁子さん(写真右)と獄中結婚。
1987. 7.17 無期懲役刑確定。
1996. 4.17 第1次再審請求。
2009.11.27 第2次再審請求。
2012. 2. 5 徳島刑務所包囲デモ。
2017. 7月 更生保護委員会闘争を開始。
2018. 8.22 激しい腹痛で倒れる。
2019. 3. 1 肝臓がん発見を告知せず。
2019. 4.18 医療センター(東京・昭島)に移送。
2019. 5.28 肝臓がん切除手術。術後放置。
2019. 5.30 死亡(享年73歳)。
2020. 2.21 遺族が国賠訴訟を申立。

沖縄基地撤去を求めた星野さん


 1971年11月14日、「基地のない沖縄」という沖縄の思いを裏切り、米軍基地を固定化するペテン的返還協定に反対して、渋谷で沖縄返還協定批准阻止闘争が闘われました。デモ隊と機動隊の衝突で機動隊員1名が死亡し、星野文昭さんはその実行犯として「殺人罪」をデッチあげられ、無期懲役とされました。星野さんは44年間、無実を訴え続けましたが、3年前の5月30日、獄中で亡くなりました。

星野さんの獄死は国家犯罪


 星野文昭さんの獄死の真相を解明し責任をとらせる国家賠償請求訴訟は、重要な段階を迎えています。とりわけ3人の医師の意見書は、被告・国の許しがたい主張を打ち破り、星野さんの獄死が殺人に等しい国家犯罪であることを明らかにしました。国賠訴訟は、劣悪な日本の刑務所医療のあり方を追及する闘いです。
 また、星野さんとともに渋谷闘争に参加した大坂正明さんは、同じく「殺人罪」デッチあげで逮捕され、丸5年、今も接見禁止のまま東京拘置所に勾留されています。戦争に反対する者への弾圧は許せません。

人間らしく生きられる社会を


 返還から50年。沖縄は基地がますます強化され、新たな戦争の最前線に立たされようとしています。
 アメリカは台湾への軍事介入を公言し、中国を標的とした核ミサイルの沖縄―日本全土への配備を狙っています。日本政府も「敵基地攻撃能力」の保有や防衛費2倍化を叫び、沖縄で辺野古新基地建設や自衛隊ミサイル部隊の配備を進めています。
「すべての人間が人間らしく生きられるよう、自分の生を貫きたい」―星野文昭さんが裁判で語った言葉です。ウクライナ戦争が第3次世界大戦の様相を帯び、アジアでも火を噴こうとしている今、星野さんの闘い、命をかけて貫いた信念や生き方に、絵画を通して触れていただければと思います。

文昭さんの絵画と暁子さんの詩を展示します


 文昭さんは獄中結婚した暁子さんのために水彩画を描き、贈り続けました。暁子さんはその絵に詩をつけています。今回は、世界の子どもたちを描いた絵を中心に、暁子さんの詩と一緒に展示します。
 また、賛助展示として、星野文昭さんとアメリカで警察官に殺されたジョージ・フロイドさんを描いた画家・近藤あき子さんの油絵と作品を展示します(右写真)。

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