根岸病院分会NEWS 第18号


 

 

「1900円賃上げ、認めない!」
組合ビラ配布が、なぜ処分の対象なんだ?!


  根岸病院で働くすべての皆さん! 経営は組合=根岸病院分会に対して驚くべき不当極まりない処分をちらつかせています。労働組合の当然の権利である組合ビラの配布が就業規則違反であり、配布を続けるならば処分すると、脅しとも言える警告書を出し続けています。100%憲法違反、労働組合法違反です。
 根岸病院分会は、6月24日に分会ニュース16号「超低額回答1900円! 誰も認めないぞ!」見出しのビラを120枚配布する。これに対して、7月1日に経営は徳永分会長を呼び出し警告書を発令する。この不当な警告書に対し、7月6日に分会は抗議書並びに要求書を経営に提出しました(裏面を参照)。しかし、経営は7月15日までの回答を提示しないまま今に至っています。
 16号ニュースは、今年の春闘で分会は43名の労働者からアンケートを集め、その要望を元にして2万円の賃上げ要求と増員要求、コロナ安全対策を要求したことに対し、経営が超低額1900円の回答を出したことに対する怒りのニュースです。アンケートに協力してくれた、少なくない労働者の思いが詰まったビラです。労働組合のビラまきを弾圧することなどありえません。経営がやっていることは、正当な組合活動を妨害する支配介入であり、不当労働行為そのものです。
 そして、警告書の提出先は「A2 病棟 徳永健生」と個人名になっています。組合ビラの配布行為が就業規則違反と言いがかりをつけながら、処分の矛先を組合ではなく、個人にしています。経営は組合に対する処分を隠蔽、ごまかすための小細工まで工作しているのです。このことを追求すると、経営は「多摩連帯ユニオンに根岸病院の就業規則を適用できないだろう」なる珍妙な言い訳で逃げました。組合のビラまきを問題にしながら、処分は個人なのか?経営の姿勢は矛盾だらけです。もう一つの組合である医労連・根岸病院労働組合には警告書など出ません。明らかに破綻しているのです。

 労働組合は労働者の生活と権利を守るための独自の組織です。就業規則で定める「許可なきビラ配布の禁止」などありえません。
 根岸病院経営に示される組合つぶしのあり方が、コロナ下の医療崩壊につながります。「命より金の」東京五輪と同じ問題です。腐敗と差別にまみれた東京五輪の中止へ医療労働者は声をあげましょう。



2021年7月6日
医療法人社団 根岸病院
理事長 松村 英幸 様

合同・一般労働組合 多摩連帯ユニオン
執行委員長 徳永 健生


抗 議 書 並 び に 要 求 書

 2021年7月1日、貴法人は、「A2病棟徳永健生殿」宛に「警告書」なる文書を発行した。多摩連帯ユニオンは、労働組合として、この「警告書」に抗議し、以下のごとく要求する。
 「警告書」によれば、徳永分会長が「多摩連帯ユニオンNews」を配布した行為は、就業規則第13条「病院施設内における政治活動その他」第2項に反する行為だとある。さらに「病院として何らかの処分をせざるをえない」と最後に付け加えている。
 しかしながら、徳永分会長の撒いていたものは、労働組合のニュースであり、これをまいていたことをもって、処分を云々することは、労働組合の活動に対する支配介入である。また、警告書の宛名が「A2病棟徳永健生殿」となっているが、これは多摩連帯ユニオンの組合活動であることを法人が意図的に隠蔽しようとしたものにほかならない。
 労働組合員が労働組合の活動をビラ配布などの方法で、職場の労働者に宣伝することは、労働組合法に認められた正当な権利である。法人の行為は、労組法第7条に違反する。

要求その1、「7月1日付警告書」を撤回せよ。
要求その2、医労連の組合のビラ捲きに同様の警告書を出しているのか、答えよ。
要求その3、上記警告書を出していないならば、今回当組合に出した理由・法的根拠を述べよ。
要求その4、徳永分会長及び多摩連帯ユニオンに謝罪せよ。


 以上の要求に対する貴法人の回答を、文書形式で、7月15日までに、当組合にメール・郵送または徳永委員長への手渡しをすること。

以上


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