根岸病院分会NEWS 第16号


超低額回答1900円! 誰も認めないぞ!
根岸病院分会に結集し、職場を変えよう!

 根岸病院で働く全ての皆さん! 日頃のお仕事、ご苦労様です。
 根岸病院経営は、今春闘の賃上げ額について、組合に回答を示しました。「1900円」ということです。
 多摩連帯ユニオン根岸病院分会は、皆さんにご協力いただいた春闘に関するアンケートへの回答結果に基づいて、2 万円の賃上げを要求しました。それに対してわずか1900円とは!お話にならないほどの超低額です。組合は抗議しましたが、経営は上乗せを拒否しました。断じて許せません。
 「現在の賃金に満足していますか」との問いに、「満足していない」と答えた人が43名中の38名で88%でした。圧倒的多数が、いまの賃金に満足していないのです。また、賃金の手取り額は、「25~30万円未満」が11名で26%、「20~25万円未満」が 24 名で56%です。さらに「20万円未満」が6名、14%もいます。もちろん経験年数によって差異はあるとは言え、お話にならないほどの低賃金で働かされている現状が浮き彫りになっています。
 賃上げ要求額についても、1万円以上の賃上げを望んでいる方が、18名=42%もいるのです。アンケート結果を見ても、誰一人として1900 円の超低額を認める労働者はいません。経営は、これだけ多くの労働者の声を踏みにじっているのです。
 さらに組合が要求したコロナ対策に対しても、PCR検査を実施している、保健所の指示に従い対処していくと、具体性はありません。回答書を読んだ労働者からは、「病院は、こちらの意見に対して耳を傾けているように見えますが、行動してくれていないと思いました。医療を取り巻く環境が厳しくなるから、しかたない・我慢してくれと聞こえます。コロナ対策については、陽性者が出た時の流れが明確になっていないため、不安が強いです。陽性者発生時のマニュアルとかは、あるのでしょうか?」と感想が寄せられています。
 これが労働者の意見です。労働者は、いまだ収束しないコロナ感染拡大の中で必死に働き、入院もコロナ以前と変わりなく対応し続けています。「労働者はモノではない。生きていけるだけの賃金を保障する」ことは当然の要求です。コロナが収束しない現状に便乗して、労働者に「仕方がない、我慢してくれ」と強制することこそが、いまの社会のあり方であり、経営者の姿なのです。
 この我慢のならない現状を変えるためにこそ、労働組合の力が必要です。働く皆さん、アンケートに協力いただいた皆さん、根岸病院分会に加入し、この現状を変革するために共に闘いましょう。根岸病院分会はコロナ対策の徹底を求め、闘います。公的医療を破壊する都立病院の独立行政法人化=医療の民営化を中止させるために闘います。6月12日には国立市で「都立病院をつぶすな!」と集会とデモを大盛況で実現しました(詳報は次号で)。東京五輪への医療労働者の動員も許せません。皆さん、共に闘いましょう。

6・12都立病院なくすな!集会が
50名の参加で成功

 6月12日、国立市内で「オリンピックやめろ! 医師・看護師を動員す
るな! 医療介護の崩壊とめよう! 6/12集会」が開かれました。
 八王子中央診療所の山田真医師が、美濃部都政のもとで都立病院の改革を支えてきた経験、八王子小児病院の移転の反対運動にとりくんだ経験を語り、都立病院の独立法人化に反対する必要性を訴えました。
 多摩連帯ユニオン根岸病院分会の徳永健生分会長は、この間の都立病院独法化反対の署名運動の報告を行ない、圧倒的に住民が反対している、絶対に独法化は止められると訴えました。
 国立市の市議会議員が挨拶され、都立病院の独法化反対の陳情が採択されたことを報告し、「陳情者(看護師)の向こうに患者が見える。子どもが止めてくれと言っている」と、絶対に都立病院をなくしてはならないと訴えました。
 集会の後、デモ行進を国立から国分寺まで行ないました。沿道の人びと、住民が注目し、手を降ったり、声援を送ってくれました。
 医療労働者こそが声を上げよう。命よりオリンピック、命より金もうけの菅政権を打倒しましょう。

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