国分寺 星野文昭絵画展

 
沖縄闘争を闘い無実で獄中44年
星野文昭絵画展 国分寺

入場無料
 
本多公民館1階・展示室
(東京都国分寺市本多1-7-1 JR国分寺駅北口より徒歩8分)
9 月 21 日 (月・休)~ 23 日(水)

21日(月・休) 12時~午後6時
22日(火・休) 10時~午後6時
23日(水)   10時~正午12時

主催 三多摩星野文昭絵画展実行委員会



沖縄闘争で獄中44年

 星野文昭さんは「基地のない平和な沖縄を返せ」という要求を踏みにじる「沖縄返還協定」=永久基地化に反対し、1971年11月、東京・渋谷のデモの先頭に立ちました。この時、機動隊員1名が重傷を負い、翌日死亡。機動隊の暴行でデモ隊にも死傷者が出ていますが、沖縄闘争への政治的弾圧として星野さんは機動隊員殴打の「実行犯」にデッチあげられ、逮捕されました。
 沖縄県民の意思を踏みにじる米軍辺野古新基地建設を阻止する闘いが続いています。星野さんは沖縄に思いを寄せながら、「私は無実だ」と再審を求めて44年闘い続け、昨年5月、獄死しました。
 お連れ合いの暁子さんと兄弟がその遺志を引き継ぎ、再審と国賠闘争に立ち上がっています。医療過誤の責任を問う国家賠償請求訴訟は、7月から開始されています。ご協力、ご支援をお願いします。

星野文昭さんの絵画と暁子さんの詩を展示

 星野さんは、約20年前から獄中で絵画を描き始めました。きっかけは、刑務所内での月に1回の絵画教室です。お連れ合いの暁子さんを慰め、プレゼントとして始められました。
 これまで絵画展を各地で開催してきましたが、皆さん、「優しい絵ですね」「獄中にいて、なぜこんなに明るい絵が描けるのか」「癒されました」などと感想が寄せられました。
 絵画には、暁子さんの「詩」が添えられています。二人が育んできた愛と生き方が表現されています。近年は、世界で戦争や飢餓に苦しむ子どもたちの絵が多く描かれています。
 コロナ禍ではありますが、間隔をとりながら、星野さんの「人が人らしく生きられる社会を」と望み描いた絵画を見に来てください。



星野文昭さんの軌跡

1946年 札幌市に生まれる
1966年 高崎経済大学入学
      不正入試闘争に参加
1971年 11・14沖縄返還協定批准阻止闘争に参加
      機動隊1名が死亡(渋谷暴動事件)
1975年 デッチあげ不当逮捕
1983年 東京地裁懲役20年の判決
1986年 暁子さん(写真右)と獄中結婚
1987年 最高裁が上告棄却・無期懲役確定
      徳島刑務所に移監
1996年 第1次再審請求
2000年 獄中で作成した絵画を暁子さんへ贈り始める
2009年 第2次再審請求
2012年 高裁棄却決定、異議申し立て
2017年 7月、徳島刑務所で服役30年、四国地方更生保護委員会に即時釈放の申し入れ
2019年 4月仮釈放不許可決定、昭島医療センター移監
      5月巨大な肝臓がん手術後死亡
      獄中44年、享年73歳

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